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▼サイトの注意書きの補足のようなものです

・初めに、すべては不可村の個人的な考えにしかすぎず、読まれた方に押しつけるために書かれたものではない、ということをご了承願います。

・作品の解釈は読者とともに自由にあるものと考えています。作品は、生み出された時点で作者とは別の存在であり、受け取り手の心の中で変幻自在にすがたを変えるものです。
 僕は僕の考えたところと違う解釈をされても怒りませんが、だからといって他の創作者にもこういうスタンスでいるべきと言うつもりはないです。

・作品は発表したら作者から離れ他人のようなものになり、それぞれの読者と一対一の関係を築いてほしいのですが、著作権や責任は作者にあると思っています。

・僕の作品を、他者の権利を侵害し攻撃する道具に使わないでください。それは「自由な解釈」の範囲には入りません。

・好きではないのは、何の疑問もはさまず肯定して描かれる性暴力や差別や犯罪行為、戦争、感動ポルノ、けなしによる笑い、努力や真剣さを茶化す風潮、などです。

・登場人物を性別や種族や年齢などといった属性や外見のみで判断せず、「具体的にどういう背景をもつのか」「どんな人格なのか」「他者とどう関わるか」「物語によってどう変化するか」「作中の時代や舞台となる世界ではどうなるか」考慮し、「そのキャラクターらしさ」を自由に空想して優先したいと思っています。ただしもし現実に似たような事情のあるかたが読んだらどう思われるだろうかという配慮も忘れずにしたいです。

・作品に、読者に対する加害がないか、それを仕方のないことだと開き直っていないか、誰を傷つける可能性があるのか、本当に必要な表現なのか、自問をやめないようにしています。こうして悩んでいるからといって何を書いてもいいという免罪符にはならないこと、自作が加害性を持つという自覚と想像、責任を常に意識したいと思います。

・ジェンダー、家族、死生など自分のなかにある固定観念を崩して変わり続けたいです。

180918作成 0925更新 1023更新
190219修正 0305追記 1104修正
220311修正 1025修正




▼以下は2020/08/31の自分 @nowhereao のツイート群メモです(ひとつ不適切なツイートを見つけたので消しました。すみませんでした)

・基本的に『青の楽園』という自作品について話していますが、自分の作品すべてに言えることです 文中に出る「前作」とは『赤風車』のこと
・22年3月現在も概ね同じ意見ですが、変えたいと思う箇所は「不快にさせる」→「加害する」「傷つける」かな……
・たしかにフィクションはフィクションとして楽しむけれどそれには限度があって、ファンタジーだろうが趣味だろうが現実のにんげんが書いたり読んだりするものだし社会にあるんだから地続きだと今は思ってます


>最悪なものを描いているわけですが、そのツケをちゃんと払わなくてはならない、都合のいい自答で閉じる自問をしてはいけないというのは常に感じている どんなに勉強しても足りないところがあるかもしれないと怖い だからどんな意見もきちんと受け止めて行動に示そうと思っています

>それから 何かを楽しむということの暴力性、あまつさえ自分で作り出してそれを他人に見せようという傲慢さ、加害性 内容や手段がなんであれ表現というものの根っこにはなんでもそういうものがあるものだと思っている

>前作でもさんざん苦しんだものですが 作者である僕が苦しんでいるからといってゆるされるものではないし、それで他人を不快にしていない・していいと保証されるわけではない ちゃんと考えて変わっていって行動で示さなくてはならない そうでなくては他人に伝わらないのだから

>こういうの、それでも行動しなくてはならないのはなぜかというと 開き直って思考と行動を止めたら「最悪なものを肯定する」姿勢になって 加害側に完全になりはてるからだと思ってて ただの作品だとしても、それに触れた人を不快にさせておしまいだったらそれはもう無責任なので……

>突き抜けて肯定している作品はその姿勢を貫くことで逆に否定や問題提起になっているところがあると思ってて それもなくてはならない気がする 否定や問題提起が当たり前のものとしてそこに存在しなければ 書いてはならないとも思う

>ずっと「最悪なもの」に触れていると麻痺してくる気がして たびたびそんな自分自身に強くショックを受ける……いつでも立ち止まって考えなくてはならない そうでなくては化け物になってしまう 他人を不快にしてもなんとも思わなくなり、自分の書く「最悪なもの」の一部になる

>ほんとうにこんなことならスッパリ何もかもやめるのがすべてのためなんですが それでも書いていってしまう だからそれはなぜなのか、どう書くべきなのか、これからどうしたらよいかを問い続けている

>ご覧のとおりべき思考が強くて未熟な考えの人間です こういう文章で意見を表したりまとめたりするのが苦手です これはただの不可村のメモみたいなものですからどうか流してやってください 失礼いたしました

>繰り返しになりますがどんなに気をつけても僕が読者を傷つけてないという証拠にならないので、たぶん好き勝手に書いてる時点でかならずもう手遅れであると思っている 謝っても書いていいというものではないと重々承知ですが、謝らせてください ほんとうに申し訳ないと常に思っています

>読者だけではなく一緒に書いてくれる、関わってくれるひとたちにもそう思っています 謝ったり気をつけるだけで済まさずにいろいろ工夫して変わっていこうと思うのでよろしくお願いいたします