雨の日は自分の体臭が人間くさくて気分が悪い。幼い頃からずっと狂気のなかにいる。踏みそうになった蛙は器用に跳んでいき、その後ろ姿に向かって猫か鳥でも呼ぶように舌を鳴らした。小指より小さい蛙。次第に雨脚が強まる。草木が根を伸ばす予感がする六月の終わり。
画面に現れる「私は人間です」の表示に何の疑問もはさまず肯定を返す、しかしこれは本当のことだったろうか?
text 不可村
cast VOICEVOX 冥鳴ひまり 四国めたん
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